目の中には光の三原色、「赤」「緑」「青」を感じる細胞があり、受けた刺激の強さで色を感じています。そして三原色以外の色は「赤」100% & 「緑」100%であれば『黄色を認識』します。
ただ、この色を感じる細胞の量は人によって様々で、必ずしも3色均等ということではありません。
そのため「赤」を感じる細胞が60%しかない人の場合、黄色を見ても「赤」60% & 「緑」100%のとなるため「緑」の認識が強くなり、『緑っぽい黄色』を認識するのです。
このように色の刺激を受ける3色の細胞のアンバランスのことを、色覚特性(かつての色盲・色弱)といいます。
私はつい最近まで、色覚特性はどうしようもないと思っていました。ところが色覚補正メガネというのがあるのだそうです。
「赤」を感じる細胞の60%に合わせて、「緑」を感じる刺激を60%に抑えることができれば、視界はやや暗くなるものの黄色を感じることができるという仕組みなのだそうです。
科学の力は人を幸せにしますね。