ScienceTeacherのブログ

中学校の理科の教員です。理科って思ってたより簡単だな、理科って面白いな、と思ってもらえるように作っていきたいと思います。

地球上での方位 ひだりて ひがし

星の運動を学習する際には、どうしても空間認知能力が必要になります。

今いる場所での南はわかっても、「夏の夜中に南の空」のように地球上での東西南北をイメージすることは簡単ではありません。

そこで、各班に地球儀1個とマスコット人形1個を配布して、東西南北を確認していきます。

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まず、日本に住んでるモンちゃんが北の空を見るというのはどっちを見ることですか?
「北海道のほう!」
「いいね。日本ならそれでOK!じゃあ、モンちゃんインドに旅行中。北の空はどっち?」
「……北極を見ればいい!」

「正解!」

地球上どこにいても、北極を見ることが北を見るということだね。」

じゃあ、次は南を向かせて下さい!そうだね、南極を見ればいいね。または、北を見てから回れ右でもいいね。

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じゃあこれ大事!南を見ているモンちゃんの東は、右手側?左手側?

「え〜と。海の方だから左手!」「正解!」

でも日本だと海のほう。って分かるけど、世界中どこでも左手側になるので、

南を向いているとき、〜だり手が、〜がし

と覚えましょう!

 

このあと、一人ずつ交替させながら、

・モンちゃんをエジプトに。南を向かせて。
・モンちゃんをニューヨークに。東を向かせて

というように練習させると、だいたいできるようになります。

 

ただし、中学生は色々やってくれます。授業が終わって戻ってきたマスコットを見たら、不良に変身させられていました。(サングラスとリーゼント)

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面白いことするな〜